婚約指輪が結婚を約束する愛の証として男性から女性に贈られるものだから華やかなものが好まれるのに対して、結婚指輪は誓いの証として男性と女性がペアで求め、結婚式で交換するものです。結婚後はいつも身につけるものだからシンプルで指に馴染むデザイン、飽きのこないシルエット、材質を選ぶカップルが圧倒的に多いです。指輪の丸い形は永遠に繰り返す月の満ち欠け、四季、生死の観念を象徴として人生を表し、左手薬指に着けるのは、古代から左手薬指には太い血管が直接心臓とつながって愛のパワーが宿ると信じられていた為。そうして、薬指に永遠に変わらない愛、その想いを伝えることを象徴する結婚指輪をつけるようになりました。
相場はペアで20万円位から35万円位です。カップルは、だいたい、結婚指輪のデザイン、ブランド、住居地のエリアに近い、予算に近いなどを重視して選んでいます。結婚指輪と婚約指輪のセットでコーディネートするカップルもあり、また、自分たちのデザイン画でオリジナルリングをオーダーするカップルもいます。それは、世界で二人だけの洗練された指輪です。
素材もプラチナ、ゴールドなどあり、最近では、指にはめていることを忘れるくらい軽くて硬く、錆びない素材のチタンも人気があります。挙式を迎えるその日までお預け、愛を感じながらそっと心待ちに眺める日々。結婚指輪はこれから始まる新しい二人の生活を愛に満ちた素敵な笑顔で出発させてくれる指輪です。