結婚指輪とは、夫婦となる男女が結婚式で互いに交換し合う指輪のことをいいます。別名マリッジリングともいい、夫婦ともに左手の薬指にはめるのが一般的です。なぜ左手の薬指に指輪をはめるのかというと、古代ギリシャでは女性の左手の薬指には心臓まで繋がる血管があるのだと考えられていたことに由来します。そんな大切な場所に、永遠に途切れることのない丸い指輪をはめることで、ずっと相手を繋ぎとめていたい。
そんなロマンチックな思いが元になったという説もあります。日本で結婚式での指輪の交換が習慣化したのは数十年ほど前からのことです。結婚指輪はこれから先の長い人生を日常的につけて過ごすことになります。そのため仕事や家事の妨げにならないように配慮して、より実用的な、装飾の少ないシンプルなデザインのものが多く選ばれる傾向にあるようです。
とはいえ、結婚指輪は夫婦となる二人にとって大切なものです。安易に決めず、二人でよく相談してお互いに満足のいくデザインや素材などを決めることが大切です。結婚指輪はその性質から婚約指輪に比べて金額も低くなり、購入代金は男女がそれぞれで負担するパターンが多いです。また結婚式の数ヶ月前には指輪を用意しているカップルが多いようです。
結婚指輪は長い期間使うことが想定されるアイテムなので、店によっては指輪の洗浄や磨きなおし、変形した場合の修復などといったアフターサービスが付いてくる場合もあります。これは指輪を決める上での大きなポイントとなりますのでチェックしておくと良いでしょう。