なぜ結婚すると結婚指輪をするのか

私達が婚姻関係を結ぶと、お互いが「結婚指輪」を交換し、左手の薬指にはめます。結婚している証として左手の薬指に指輪をはめる習慣は、世界中の多くの地域で共通のものです。ここで、結婚指輪に関していくつかの疑問が生じます。なぜ結婚指輪は左手の薬指にはめるのか、そして結婚している証としてなぜ指輪をはめるのか、その答えは私達人間の婚姻に関する歴史をさかのぼる必要があります。

まず、左手の薬指に指輪をはめるのは、「左手の薬指が心臓の血管に直接つながっている」という迷信が理由と言われています。また、指輪が婚姻の証となった理由は、古代ローマ人の風習が関係していると言われています。紀元前の時代、エジプトを制圧した人々の間では、婚約の証として麻や革、骨や象牙で出来た指輪を身につける風習が既に存在していました。この素材は、後に鉄へと変化していきますが、婚姻の証明として指輪をはめる風習は、古代の時代から現代に至るまで受け継がれているのです。

しかし、前述の「迷信」が存在していたとはいえ、人々は必ずしも左手の薬指に結婚指輪をはめているわけではありませんでした。少なくとも17世紀頃のイギリスでは、結婚指輪を親指にはめたり中指にはめたりと、現在のようなはっきりとした定位置はありませんでした。17世紀から現代に至るまでの約300年間に、どのようにして現在の「左手の薬指」の風習が生まれたのか、はっきりとした理由は判明していません。指輪リフォームのことならこちら

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