結婚指輪の基本的な知識について

結婚指輪は、「マリッジリング」や「ウェディングリング」ともよばれ、男女が結婚した証として指にはめるリングのことをさします。カトリック教会の結婚式では、式の儀式の一つとして、新郎新婦がお互いの結婚指輪を交わしあう儀式があります。日本では、教会での挙式以外の神前式や人前式でも指輪の交換はセレモニーとして組み込まれていることが多いです。日本やアメリカでは、結婚指輪は左手の薬指にはめるのが通例ですが、ドイツやポーランド、ロシアなどの東ヨーロッパ諸国では右手の薬指につけるケースもあります。

インドや東南アジアでは、手ではなく足の指に結婚指輪をはめる習慣のところもあり、文化や宗教、民族によって身につける指の位置もさまざまです。結婚指輪が歴史上に登場したのは、9世紀頃で、当時の教皇が結婚の証として指輪を交換したことから徐々に指輪を交換する風習がヨーロッパ全土に広がっていきました。指輪のデザインは、時代とともに変わっていきました。ルネサンス期の頃は、ギメルリングと呼ばれる知恵の輪のように2つ以上のリングがつながったデザインのマリッジリングが登場し、17世紀には、指輪に詩を刻むのが流行しました。

日本には、指輪の風習は明治の頃に入ってきました。現代のようにマリッジリングが習慣化されてきたのは、ここ50年ぐらいの間です。最近は、婚約指輪と重ねづけができるセット型のマリッジリングや、デザインからオーダーメイドができるマリッジリングなどさまざまな個性豊かなリングが登場しています。

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